ジスロマックの効果と副作用は？咽頭クラミジアの治し方

ジスロマックは、マクロライド系の新しい抗生物質で、咽頭クラミジアや性器クラミジアに効果のある薬の一つです。抗生物質には、真菌(カビ)やウィルス、細菌に効果を発揮するものがありますが、ジスロマックは“細菌”に有効です。

ジスロマックは様々な細菌に有効なため、咽頭クラミジア以外にも、呼吸器や耳鼻科といった各科で広く使われています。

ジスロマックの効果

クラミジアや淋菌、マイコプラズマ、子宮頸管炎や尿道炎など多くの細菌感染症に処方される医薬品です。アレルギー症状が起きる事が少なく、小児科でも細菌感染の疑いがある場合に処方されます。子供にも使われる薬ですので、安全性は高いです。

ジスロマックは、一度の服用で1週間から2週間ほど効果が継続し、90％以上の確率で治療できる効果があります。

服用すると血液の中に有効成分が溶けこんで全身に作用します。性器クラミジアにも咽頭クラミジアにも同時に作用します。

クラミジア以外の適応金は以下の通りです。

＜適応菌種＞
アジスロマイシンに感性のブドウ球菌属，レンサ球菌属，肺炎球菌，モラクセラ（ブランハメラ）・カタラーリス，インフルエンザ菌，ペプトストレプトコッカス属，クラミジア属，マイコプラズマ属

＜適応症＞
深在性皮膚感染症，リンパ管・リンパ節炎，咽頭・喉頭炎，扁桃炎（扁桃周囲炎，扁桃周囲膿瘍を含む），急性気管支炎，肺炎，肺膿瘍，慢性呼吸器病変の二次感染，尿道炎，子宮頸管炎，副鼻腔炎，歯周組織炎，歯冠周囲炎，顎炎

引用：医薬品・医療機器等安全性情報

ジスロマックの副作用

副作用は少ない抗生物質ですが、赤ちゃんや高齢者などは副作用がでやすい傾向があります。症状は、吐き気や胃痛、下痢などの胃腸に副作用があらわれます。もし、水ぶくれや口内のただれ等の症状があらわれたときは、重篤な皮膚症状に進展することがりますので、服用を中止して、医師に相談しましょう。

• 腹痛
• 吐き気
• 嘔吐
• 下痢
• 発疹
• めまい

ジスロマックの飲み方

4錠（成分のアジスロマイシン250mg x 4錠=1000mgの量）を1日1回のみ服用します。1回の服用で1週間ほど薬の効果が続きますので、毎日飲み続ける必要はありません。胃腸が弱い場合は、下痢や腹痛が起こりやすいため、500mgを1日1回、3日服用するようにしましょう。

咽頭クラミジアの場合は、ジスロマックを飲んで3～4週間後に再検査をして、陽性の反応が出なければ、治療完了です。

ジスロマックよりアジーの方がお得？！

咽頭クラミジアに有効なジスロマックですが、現在ではジェネリック医薬品の「アジー」という製品も発売されています。主成分は、ジスロマックと同じ、マクロライド系のアジスロマイシンの抗生物質です。ジェネリック医薬品ですので、安くて効果が保証されているので、今買うなら、アジーの方がお得です。

厚生労働省でもジェネリック医薬品の使用を推進しています。
※後発医薬品（ジェネリック医薬品）の使用促進について